愛するあなたに贈る 和やか愛言葉 64/124 「喜怒哀楽の間にある、グラデーション」
喜怒哀楽の間にある、グラデーション
感情には、スイッチがある
何かをきっかけに、
感情のスイッチが入る。
『あなたのせいで、腹が立つ。』
『あなたのおかげで、楽しい。』
人や出来事が
そのスイッチを入れるような気がするけれど、
スイッチは、
外に付いているわけじゃない。
わたしの中に
あなたの中に
だって
喜ばせたいのに
怒らせたり
楽しませたいのに
哀しませたり
押そうと思ったスイッチを
間違えてしまうことがある。
あなたもわたしを
喜ばせようと思って
ズレてることがあるもの、ね。
『こういう時には
怒るものでしょう』
『こう言われたら
嬉しいんじゃないの』
いえいえ、
そんなことはありません。
感情のスイッチは、
それぞれに違う
過去の体験や価値観を基に、
無意識に
オン・オフするものですね。
それぞれの感情には、
段階がある。
すっっっごく、嬉しい
から
ちょこっと、嬉しい。
すっっっごく、腹が立つ
から
ちょこっと、腹が立つ。
すっっっごく、哀しい。
から
ちょこっと、哀しい。
すっっっごく、楽しい
から、
ちょこっと、楽しい。
皆、それぞれ違う
感情のレバーを持っている。
振り幅の大きい人から
小さい人までいて、
自分を基準にすると
相手の感情の段階が
分かりにくい。
だから、
ガッカリしたり、
ビックリしたりするね。
それぞれの感情は、
お互いに絡み合う。
恥ずかしくてたまらない
けれど、
実は嬉しい。
哀しくてたまらない
けれど
何となくホッとする。
楽しくてたまらない
けれど
どこか淋しい。
感情の模様(心模様)は
お洋服のように、
ヴァリエーションに富んでいる。
感情の起伏
感情の波
心の機微
大まかな人もいれば、
細やかな人もいる。
大袈裟な人もいれば、
控えめな人もいる。
感情の操縦桿を自分で握り、
レバーを巧みに操り、
アクセルとブレーキも
瞬時に見極めて
適切な表現ができるようになるには、
経験というトレーニングが必要だね。
しかも、感情の表現には
言葉を使うものと
使わないものがある。
意図的なものと
無意識なものもある。
そして、
いわゆる、熟練した大人より
赤ちゃんの方が
伝わりやすいことも
あるし、ね。
だから、
ただ願うことは
わたしの感情のグラデーションが
美しいものでありますように
コメント
この記事へのコメントはありません。
この記事へのトラックバックはありません。