愛しいみなさまに贈る 和やか愛言葉 114/124「違う世界がクロスする瞬間(とき)」
違う世界がクロスする瞬間(とき)
あなたとわたしは、
同じものを見ていない。
同じものを聴いていない。
同じように感じていない。
あなたの視線の先には
わたしがいて、
わたしの視線の先には
あなたがいる。
あなたはわたしに
明るい声で話しかけ、
わたしはあなたに
優しい声で答える。
あなたがわたしの手をそっと握り、
わたしはあなたの手をきゅっと握り返す。
あなたとわたしは
違う世界を生きながら、
同じ瞬間を過ごしている。
二人の世界がクロスする瞬間、
心がふるえる。
違うことが淋しくて、
違うことで求め合う。
そして、
星の瞬きのような
かけがえのないこのときが、
永遠に
と、願うことが
甘く 切ない。
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