愛するあなたに贈る 和やか愛言葉 76/124 「満ちていく月 欠けていく月」

🌸満ちていく月 欠けていく月🌸
新月の暗い夜には、
お星さまがよく映える。
これから始まっていく
ひそやかな予感を
祝福するかのような
煌めく星たちに見守られて
祈りを捧げ
誓いを立てたくなる。
その存在を
そっと表す
恥ずかしがり屋な二日月。
ニヤリとしたような三日月は、
可愛いオテンバな少女のよう。
徐々にふくらみを増して
成熟に迎うお月さまは
その日に向かって
ウキウキするような
希望に満ちている。
初々しい色っぽさのある十三夜。
もう、すぐ。
あと、少しで。
ドキドキする。
キュンっとする胸の痛み。
おそれと不安が
ますます気を上げて
発する光の強さに
思わず目を奪われる。
ユーミンの愛した
十四番目の月。
そう、もどかしい!
じれったい!
だから、トキメク。
だって、後は
満ちるしかないんだもの。
そして、望月。
欠けたるところの無い様。
誇り輝くその姿は、
見るものを拝ませるような
気品を感じる。
達する喜び。
でも、知っている。
満ちたら、どうなるのか。
そして、
少しずつ
少しずつ
お出ましも遅くなり
欠けていく月。
ためらいがちに出てくる十六夜は
【行く】から【待つ】に変わる。
憂いと
どこか悟りを感じる
物腰の柔らかな古風な美しさ。
立って待ち
座って待ち
寝て待ち
次第に夜は更けて
いつしか暁を迎える。
段々、
見えなくなる。
見えない。。。
そして
新しい月が
始まる。
新しい希望に
生きる。
なんて、、、
月の満ち欠けに
もの想うのは
平安の昔から
平成の今も
きっと同じような感覚。
特に、
愛しい人ができれば。
そして、
平安貴族も
平成庶民のわたしも
ちゃんと知っている。
月は
満ちては欠け
欠けては満ちる
けれど
本当はいつだって
真ん丸。
変わるのは
わたしの心。
あなたの心。
本当は
わたしたちの心も
真ん丸。
でも、イビツになることがある。
形が変わることは
悪くない。
自然なこと。
どれだけ形が変わっても
月はいなくならない。
見えない昼間だって
ちゃんといて
浄化のパワーを
送ってくれている。
あなたも
見えない時も
わたしに
ちゃんとパワーをくれているわ。
翌日から欠けていく満月を
もう怖がらない。
でも、
少し気になる。。。
あなたにとって
今は何夜?
わたしにとって
今は。。。

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