愛するあなたに贈る 和やか愛言葉 35/124「仕事をさせてくれてありがとう」
仕事をさせてくれてありがとう
理想に燃えて、
意欲満々で、
意気揚々と入社した会社は、
男女雇用機会均等法発令の年の採用でもあったせいか、
わたしの要領が悪かったせいか(たぶんこれが正解)
毎日残業続き。。。
結婚する予定ではあったけれど
子どもは、
もう少し遊んでから
の、つもりが
思いがけず授かって。。。
結婚しても、もちろん仕事を続けるつもりだったのに、
とても両立する自信が無くて
たぶん
超ヒンシュクだったけれど、
育児に専念することを選択して、
たった1年で結婚退職。
あなたにも
『わたしは仕事に向かないかも。
家に入る』と宣言した。
赤ちゃんの可愛さに
1年間は、
子育てに夢中だったけれど、
友人たちも当然のように
社会で活躍中。。。
わたしは、すぐにムズムズして
就職、という形ではないけれど、
社会との接点を持ち始めた。
わたしに家に居て欲しいあなたは
『ウソつき』と
ウソをつくつもりは無かったけれど、
たった23歳で結婚したわたしは、
自分を知らなかったの。。。
パートタイムのような短い時間でも無く、
決まった時間でも無い
わたしの仕事のスタイルは
あなたにとって
すごくストレスで
イヤなことだったね。
それでも、
無理矢理仕事をし続けた。
そして、何かあるごとに、
『仕事させてやっとる』
というあなたのセリフが
すごくイヤだった。
わたしという人間を、理解されてないように思えたり、
女じゃなければ、と思う瞬間でもあった。
『仕事をするな、とは言っていない。やらなきゃいけないことをやってからやりなさいって言ってるだけ。』
ごもっとも。
わたしのワガママです。
家事より、仕事を優先してしまうから。
家族より、仕事関係の約束を優先させてしまうから。
ライフワークバランスがうまくとれない未熟なわたしのまま、
気を遣いながら
または
悲しい気持ちや
イライラを抱えながら
10年以上が過ぎて
ようやく
『仕事をさせてもらっている』
と、思えるようになった。
あなたのイヤなことをしている。
イヤだからやめて欲しい。
と、あなたが思っていても
わたしは、やめられない。
あなたはイヤなのに
やめろ、とは言っていないし、
事実やめさせられていない。
あなたは、我慢してくれているんだよね。
ずっと。ずっと。
応援してもらえるような
やり方をしていないのは、
わたしの姿勢が悪いから。
それに、
仕事をして欲しくないんじゃなくて
映画に行ったりとか、
旅行に行ったりとか、
もっと自分と一緒に居て欲しいってことなのよね?
ごめんね。
がまんしてくれて、ありがとう。
受け入れてくれて、ありがとう。
イヤなのに、仕事をさせてくれてありがとう
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